この10年、日本のヘアカラーが定着化を迎え、日本人にとって“黒髪に色を楽しむ”という新しい「ヘアカラー文化」が生まれました。
しかしその一方で、ヘアカラーの繰り返しによる髪へのダメージが、
今、新たに消費者の“傷まないヘアカラー”へのニーズを生み出しつつあります。そのために現在、「髪の素材そのものが持つ美しさ」を表現するための
さまざまなケア対策が、声高に叫ばれているのが実情と言えます。

元来、ヘアスタイルの美しさを表現するために必要なもの、それは「造形美(フォルム)」「色彩美(カラー)」「素材美(テクスチャー)」の3つです。
この3大要素がバランスよく合い交わってこそ、美しいヘアスタイルが生まれるのです。そして、そのための技術をしっかりと身につけ、お客様に提供していくことが、私たち美容師のお客さまに対する責任であると言えましょう。

美容室における「パーマ離れ」が叫ばれて久しい昨今、ヘアカラーがパーマにかわって、サロンの主食メニューとなり、サロンにおけるパーマ客比率が、20%を割り込むという現実があります。それは、ただいたずらに“パーマをしましょう”と叫ぶだけでは、何も解決しません。

大切なのは、私たち美容師自身が、従来のパーマに対する意識を変えること、
そして、「造形美(フォルム)」を生み出すための新しいパーマ技術を習得し、お客さまに対してパーマの革新=「パーマイノベーション」のムーブメントを起こしていく事こそが、何より必要ではないでしょうか。

こうした事を背景に、日本全国で、同じ思いを抱いている私たち美容師が、
「パーマの革新=パーマイノベーション」を広く業界内外に伝えていくことを目的とし、「日本パーマ協会(JPA)」を発足させる事と致しました。

「新しいパーマ」「これからのパーマ」のあり方を共に考え、共に学び、共に伝えていくことこそが、お客さまの満足、そしてお客さまと美容師の信頼関係を生み、その事が、これからの美容室の繁栄をもたらし、ひいては美容業界全体の発展に寄与するものと、私たちは確信いたします。

呼びかけ人代表 佐藤 律
平成17年5月